ロードバイクに乗り始めたことは、乗るだけでも楽しいものです。
私自身、ダイエット目的で乗り始めたロードバイクでしたが、始める前は想像もしていなかったレースへ参加などロードバイクの世界へどっぷりはまっています。エンデューロレースでは、3時間を平均時速40キロで走破するなど思ってもいませんでした。
ロードバイクの初心者が、ロードバイクの世界をより楽しむためにイベント参加は欠かせないと思います。
しかし、どのイベントから参加して方がよいのか迷われるかもしれません。正解はないし、興味のあるイベントから参加すればよいと思いますが、自分がレースに参加するまで、どのようなイベントに参加したのか?また、レースに出ようと思ったきっかけは何だったのか紹介していきます。
イベントには興味あるけど、どんな感じかわからない方は参考にしてください。
ロードバイク初心者が参加すべきイベント
ロードバイク初心者がいきなりレースに参加するのは、少し無謀かもしれません。怖い思いをするだけで、ロードバイク自体から足が遠のくなんてこともあるかもしれません。
ロードバイク初心者がステップアップするためには、どのようなイベントから始めればよいのか?考えてみました。
初めてのイベントでおすすめなのはロングライド系
自分の経験上、まずはロングライド系で、自分が走ったことのある距離+αの距離のイベントがベストです。
例えば、50キロ走れる体力があれば、70~80キロ。100キロなら120キロ。120キロ以上走れるなら160キロ程度といった具合に。
ただし、獲得標高は低めが最初はベストです。獲得標高が高ければ距離を短めに。獲得標高が2000m以上になるとかなり過酷なコースです。(1000mでも結構きついです)
自分が走ったことがない距離でも、イベント効果が発揮されるので結構走れたりします。
イベント効果とは、大勢のサイクリストと一緒に走り元気をもらったり、エイドステーションでの美味しいい食べ物で癒されたり、沿道から声援があったりと、普段より断然頑張れる環境なので120%は力がでます。
このイベントで徐々に距離を伸ばしていくのが、はじめはお勧めです。イベントの雰囲気や自分の得手不得手が分かりますし、タイムを競うイベントではないので、気軽に参加できます。
慣れてきたらグランフォンド系に参加
距離に慣れてきたら、距離だけでは物足りなくなったら、距離+獲得標高が売りのグランフォンド系のイベントに参加してみましょう!
距離もそこそこで、獲得標高が高いものや、距離も獲得標高も長くて高いものまでいろいろですが、全般的に強度がかなり高くなります。
基本、上りと下りの連続が多いので、上りではゆっくり走ったとしても重力との闘いなので必然的に強度は高くなります。
何度もやってくる峠に心が折れそうに成りながらも、ゴールした時の達成感は半端ありません。グランフォンド系を完走できるようになると、体力的にも精神的に随分と成長していることでしょう。
自分の腕を試したいならレース系イベントにも参加
距離を走り切るイベントも楽しいですが、順位が付くレースは別の楽しみが出てきます。誰かと競うのもよし、自己タイムの更新を目標にするのもよし、ロングライドにはない楽しみがあります。
そんなレース系のイベントで比較的安全なのでヒルクライムレースです。上りが基本のレースなので、基本スピードが低めですし、集団走行になることも少なく基本自分の実力勝負となります。
クローズしているコースが多いので思い切って走れるのも良い所ですね。ロングライド系のイベントとは違い、ガチな方々が多いのも、自分にとってはいい刺激となると思います。
ガチな人は信じられないぐらいの速さで上っていきます。
レース系にはまり出すと、楽しむ趣味が自己実現を目指し少し高尚な趣味へとなってきます。目標を達成するごとに、苦しい練習を乗り越えたこその達成感が味わえます。
上りは嫌い、もしくはもっとガチでレースをしたいと思うようになったら、エンデューロやクリテリウムをお勧めします。
クローズドサーキットでのレースでは、一般道では体験できない大集団での走行や、集団での高速走行がエキサイティングです。
クリテリウムは距離が短い分、駆け引きが重要な要素で、勝負の楽しさを味わえます。
ただし、エンデューロやクリテリウムは集団で走る、高速での走行と言うこともあり転倒のリスクは他のイベントに比べかなり高くなります。
- ロングライド系のイベントで距離を伸ばす
- グランフォンド系で体力と精神力を鍛える。
- ヒルクライムからレースに参加し、エンデューロやクリテリウムにも参戦
以上のステップで自分のレベルを上げていくとよいかと思います。
私自身の過去のイベント参加履歴
参考になるか分かりませんが、
自分が参加したイベントは以下のような順番で参加するイベントの幅を広げていきました。
- グランフォンド(1年目~)
- ヒルクライムレース(1年目~3年目)
- センチュリーライド(1年目~)
- エンデューロレース(2年目~)
- クリテリウム(3年目~)
私の場合は、秋の終わりにロードバイクを始めたので、メインのイベントはなく春まではイベントに参加はしませんでした。と言うか、イベントに参加するという概念もあまりありませんでした。
いきなりグランフォンド系の上級コースへ参加
まず初めに参加したのはロングライド系のしかも、グランフォンド系の強度の高いイベントへ参加しました。
そのイベントでは200㎞、獲得標高3000mを超えるスパルタなイベントでした。エントリーしたのが、イベント開催まで3か月、ロードバイクに乗り始めて3か月の時でした。
イベントに参加するきっかけは、ロードバイク仲間から、イベントへ参加してみないかとお誘いを受けたことです。
コースは初心者向けのショートコースもあったのですが、何を思ったのか、
無謀にも上級者コースの200キロコースにエントリー!!
ロードバイクを初めて3ヶ月。毎週、時間がある限り走っていたので、何とか100㎞は走れるようになっていましたが、後3か月後で200キロ走れる様になるのか?かなり不安でした。
がしかし、この不安が練習をしなければと言うモチベーションにつながった。なので結果的にには良かったのですが。。
このエントリーをきっかけに、平日も走れないか考えたのが、外ではなく、室内での3本ローラ―での練習でした。
3本ローラーの練習も取り入れることで、週に5~6回のロードバイクになるようになりました。
結果、大会の1カ月前には200キロ近く走破する体力が付いていました。しかし、速度は全く持って遅いので足切りの可能性もあり、不安のまま初めてのイベントへ参加することに。
結果は、イベント効果もあり、時間ギリギリではありましたが、無事ゴールができました。ロードバイクを初めて6カ月で随分成長したものだと我ながら思います。
その後も、グランフォンドの魅力に惹かれ、何回か遠征してイベントに参加しました。
調子に乗ってヒルクライムレースに参加
グランフォンドなどのロングライド系も慣れてきて、ひょっとして自分は早いのかもなんて勘違いをイベント参加の数か月後には思っていました。
一丁で腕試しにと思いヒルクライムレースへエントリーしました。ロングライド系のイベントとは、皆さんアップしたり、ローラー持ち込んだりで明らかに空気感が違うのに戸惑いながらも、レースを走り切りました。
結果、散々でしたね。年代が若い順に走るレースだったのですが(自分は30代で参加)、後からスタートした40代の方々に軽々と抜かれ、全然追いつけない圧倒的なスピードに度肝を抜かれました。自分よりおっさんなのになんであんなに早いのーってな感じです。
このレースをきっかけにレースのほうが断然面白いと思うようになり、エンデューロやクリテリウムなどにも参加する様になりました。
レースイベントに参加することでますます熱中することに!
レースに参加すると、自分の実力の無さをほんとに実感できます。その分、より早く走るためにはと考えるようになり、朝練を始めたり、パワーメータを使い始めたり、機材も奮発したりと、どっぷりとロードバイクの世界にはまり込んでしまっています。
まとめ
ロードバイクの魅力の一つに、イベントの参加があると思います。一人で走るのも当然楽しいですが、レース系のイベントに参加することで、日々の目標を持ちながら趣味に取り組むことで、より充実した趣味になっています。