ロードバイクのイベントの中でも、グランフォンドは変態レベルの高いイベントです。
センチュリーライドなどのロングライドイベントでは満足できない人は、山岳コースが中心のグランフォンドに挑戦してみては如何でしょうか?
全国各地で開催されている人気のイベントです。
そんなグランフォンドの魅力や参加する時の注意点を紹介します。
グランフォンドの魅力
獲得標高が半端ない!

ロングライド系だとその距離に驚かされることが多いですが、グランフォンドはその獲得標高にあります。
獲得標高とは、その日の上った累積の標高となります。一度に上った標高ではなく、コース全体でどのくらい上るのかを示しています。
グランフォンドだと最低でも2000m、多いものだと富士山の標高に近いものもあったりします。
タダでさえ辛い上りが、2000m~3000m超と想像しただけでも恐ろしいイベントなのです。
その分、走り切った時の達成感、自分の限界領域を体験できます。
ヒルクライムと違い、上っては下るを繰り返すことになるので、下るときは気持ちいいですが、
『この距離をまた上るのか~( ;∀;)』
というのが数回繰り返されて、心が折れそうになったりもしますが・・
山岳地帯の雄大な景色

山岳地帯で行われることが多いグランフォンドなので、雄大な景色が心惹かれます。この雄大な景色をいろんな角度で見慣れるので、山好きにはたまらないのではないでしょうか?
また、山岳地帯なので高原なども多く、走っていて気持ちがいいコースが多いと思います。
ただし、、、、
これは、序盤の元気な時だけですが・・・
後半になってくると景色どころではなくなるって話もありますが
自分の限界に挑戦できる。

間違いなく自分の限界近くに達する筈です。平地だとゆっくり走ることも可能ですので、力を入れなくてもゆっくりなら進むことが可能です。
しかし、上りではそうはいきません!
一定以上の力(パワー)を掛けないと進むことができないため、休むことができないのです。
当然、一度自転車から降りれば休むことができます。
でも自転車から降りると負けと思うサイクリストは多いと思います。自分も絶対上りで自転車から降りることはありません。
時速が3キロになろうが、必死になって上ります。
サイコンの自動停止機能が働き、ピーピーなるに耐えながらも降りずに上るのです。
そのため、必然と自分の限界との戦いになります。
上っている最中は永遠にも感じる上り坂。
足がつりながらでも、走るってシチュエーションも多いです。
マラソンなら足がつると走れなくなるかも知れませんが、自転車は足がつっても走ることは可能です。全身至るところをつりながら、ゴールを目指すといった感じです。
その上りをすべて制覇したときの感動、やってやった感はほんと半端ないです。
なんでこんなイベントに参加したんだと走っている時は思うこともありますが、
ゴール後はまた来年も参加しよう!って思うほど、魅力があります!
トレーニングとしては最高!
そんな限界に近いチャレンジをするので、体への負荷も相当に高いです。でも、この高い負荷を経験すると、体が負荷になれるのか?その後の体調は上向きになることが多い気がします。
中々、平地のロングライドでは体験できない負荷なので、自分のレベルを一段上げるには最高のトレーニングなのかも知れません。
大勢で走る楽しさ

グランフォンドは坂を上っている時間の方が多いので、必然的に速度が落ちます。そのため、風切り音も少なく、周りの人の息遣いを感じるほどです。
周りを見るとみんな辛そうなので、自分ひとりでないので、頑張ろう!って気持ちになります。
中には、自分が脚をつっている時に、水を掛けてくれたり、励ましてくれたり親切な方も大勢います。
一人ではなかなかチャレンジしにくい山岳コースでも大勢なら、力が湧いてきます。
グランフォンドに参加するときの注意点
自分のペースを守る!
これはどのイベントでも同じですが、兎に角マイペースを崩さないことです。大勢と走るので、気持ちが高揚し普段よりハイペースとなりがちです。
長距離、しかも上りが多い場合は一気にパワーを使うとなかなか疲労が抜けなくなります。焦らず、マイペースが完走するコツとなります。
心拍計がある場合は、普段の心拍で走れる速度走るように心掛けるといいでしょう。
私のおすすめは、初心者でもパワーメータを付けることです。パワーメータがあれば、パワーで測れるので、斜度や風向きに関係なくマイペースを守れます。片側なら5万程度でありますし。

下りは慎重に!予想以上に寒くなることも!

獲得標高が多いということは、逆に下りも多いと言うことになります。特に急な下り坂は思いの他スピードがでます。
中には、ここでは書けないぐらいのスピードで下る方もいらっしゃるので、自分のペースで下りましょう。ツールドフランスなどプロのレースでは下りで時速100kmは余裕で出ますし、アマチュアでも下りで全力で漕いだり、前傾姿勢を取ることで同じようなスピードは簡単に出せます。
しかし、コースとクローズしていない一般道での開催なので安全運転に心掛けましょう!
下り、カーブの連続は特に危険です。カーブがうまい人に釣られて同じ速度下ると、クラッシュするリスクが高いです。
連続するカーブで曲がり切れずに崖下に落ちたなんてことも、聞いたことがあるので要注意です。
当然、ブレーキの整備も忘れずに。
整備に自信がない人は、必ず事前にショップで点検してもらいましょう!
もう1点は、上りで大量の汗をかいた状態で、下りとなるので、汗が引いて寒くなることがあります。上り坂を長ければ長いほど、下りも長いくなるので途中で寒くなることもあります。気温が低い場合は、下る前にベストやジャケットを羽織っておくと良いでしょう。
真夏は不要ですが・・
補給食は無理してでも食べる
グランフォンドはカロリ-の消費も半端ないです。前半からエイドステーションでは食欲が例えなくても無理して食べることをお勧めします。
グランフォンドに参加した最初のことは、前半の補給食をあまり取らないことが多かったのですが、意識して食べるようにすると後半の持ちが全然違いことに気が付きました。
ロングライドやレースでも同様、30分から60分に一度は補給するとよいと思います。おすすめはスポーツようかんです。コンパクトで食べやすいですし。
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長い上り坂の前は定番のメイタンがよく聞きます。
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足つり対策として2RUNも忘れずに!

ギヤはなるべく軽くして、踏むより回すイメージで。
スプロケットはなるべく軽くして、パワーで上るのではなく回転数を上げて上るようにすると、筋肉の疲労が少なくなります。
そのためにも、チェーンリングやカセットスプロケットはギヤ数の多いものに交換しておきましょう。
まとめ
かなりハードなイベントが多いグランフォンドですが、やり切った感は他のイベントより大きい気がします。準備ではなく自分との闘いの要素が強いので、それぞれのペースでゴールを目指すのがいいでしょう!
・獲得標高が半端ない!
・山岳地帯の雄大な景色
・自分の限界に挑戦できる。
・トレーニングとしては最高!
・大勢で走る楽しさ
・自分のペースを守る!
・下りは慎重に!予想以上に寒くなることも!
・補給食は無理してでも食べる
・ギヤはなるべく軽くして、踏むより回すイメージで。
