一般的な自転車ではタイヤの空気圧を頻繁にチェックする人はあまりいないと思います。
では、ロードバイクの場合はどうでしょうか?一般的な自転車との違いと、ライド前に空気圧を入れた方が良いのか検証していきます。
タイヤの空気圧はライド前に必ず入れた方がよい!
結論から言うと、ライド前には必ずタイヤの空気を入れる様にしましょう。結論からまとめると、以下の大きく3つの理由が上げれられます。
- そもそも空気圧が抜けやすい!
- パワーロスとなる。
- パンクのリスクが高まる
理由①ロードバイクの空気圧はとっても高圧なので抜けやすい!
一般的な自転車と違ってロードバイクのタイヤは、速く走ることを目的に作られています。その特徴として、タイヤの幅が圧倒的に細くなっています。タイヤの幅を細くすることで転がり抵抗を低くしたり、ホイールも合わせて重量を軽くしています。
タイヤが細いと言うことは、タイヤの中に入っている空気の量も少ないことになります。話はそれますが、自動車の空気圧は2.0bar程度に対し、ママチャリの空気圧は3.0bar、そしてロードバイクは6.0bar以上と非常に高くなっています。空気の量が少ない分、圧力を高めて人や自転車の重量を支えているのです。
空気の圧力が高くなると、タイヤから空気が抜けやすくなるのです。
実際に、一般的によく使われるブチルチューブとラテックスチューブの2種類で空気がどのくらい抜けるのか調査した結果、
という結果になりました。特に高圧の時が抜けやすい結果となりました。そのため、24時間でも以外に空気圧が低くなることがわかります。
理由②転がり抵抗が増えるので空気圧は大切
では空気圧が低くなるとどうなるのでしょうか?まずは、空気圧が極端に低いと、自転車に乗っていると直ぐに何かおかしいと気が付くことが多いと思います。しかし、上の検証結果で数%や10%程度の空気圧の減少は気が付かない場合もあります。
空気圧が適正圧でないと、転がり抵抗が増えますので僅かではありますがパワーがロスしてしまいます。
では、空気圧が下がるとどれくらいの負荷が増えるのか検証しています。
ローラー上で7bar⇒6barに下げると4.8%の負荷増となりました。
実際は、空気抵抗の方が支配的になるのでローラ上での検証と実走は違いますが少しでも速く、遠くまで走るためのロードバイクにとっては大きな差だと思います。
理由③空気の量が少ないので、空気圧が少ないとパンクし易くなる。
空気圧が低いと抵抗が増えるだけでなく、パンクのリスクも高まります。空気圧は高ければ良いと言うものではありませんが、低すぎるとタイヤの本来の性能を発揮できません。
空気圧が低いと、例えば、道路の段差などに乗り上げた時にタイヤが路面から受ける衝撃を受け止めきれずにホイールのリムまで衝撃が伝わる場合があります。最悪、ホイールが痛んだり、リム打ちパンクと呼ばれるパンクを引き起こしてしまいます。
高額なホイールに傷が付いたら目も当てれません。
おすすめの空気入れ、タイヤゲージ
タイヤの空気圧はロードバイクに乗る前は必ず入れることをおすすめします。そうなると、毎日使うものなので、ちょっと良い空気入れを使用した方が気持ちよく準備ができます。おすすめの空気入れと、空気圧をチェックするためのタイヤゲージを紹介します。
パナレーサーのフロアポンプ
空気をいれるのは結構重労働なので、気持ちよく作業ができるちょっといいフロアポンプが絶対に良いと思います。ロードバイクに乗り始めたときは、1000円ぐらいの安物を使用していましたが、ゲージの精度も怪しい上に、空気を入れる時に漏れているので余分に空気をいれないといけませんでした。
でおすすめのフロアポンプがパナレーサーのゲージ付きフロアポンプです。口金部分がしっかりしているので、バルブに差し込むときも空気漏れが起こりにくく使い易いです。
関連記事➤ロードバイク 空気の入れ方を解説!おすすめのフロアポンプも紹介!
より正確に空気圧を調整するには、空気圧計を使う!
趣味のレベルなら上記のやり方でも問題ないと思いますが、10kPa単位で空気圧を調整するには空気圧計を使います。
具体的には、フロアポンプで狙いの空気圧より若干高めに空気を入れた後に、空気圧計で空気圧を測りながら、空気を抜いて狙いの空気圧に調整します。
特にパナレーサーのデジタルゲージは使い易くてお勧めです。
関連記事➤ロードバイクの空気圧:パナレーサーのデジタルゲージはマジ使い易い!
まとめ
ロードバイクのタイヤは細く、たった少しの接地面積で走りを支えています。大切なバイクを守るため、そしても自分自身がケガをしないためにも、毎日のタイヤの空気圧チェックを実施しましょう!
- そもそも空気圧が抜けやすい!
- パワーロスとなる。
- パンクのリスクが高まる