ロードバイクの車載映像は、カメラの進化もありより手軽に迫力のある映像を簡単に取れる様になっています。特にロードレースの映像は、バイクが密集しているのでかなり迫力のある映像が取れます。また、最新のGoProでは手振れ補正機能が凄まじく、振動の多いロードバイクで撮影していると思えないほどスムーズな映像を撮影することができます。
この記事では、1時間以上のレース映像を撮影する方法と、レース中に邪魔にならないこと、かつ空気抵抗があまり増えない様に考えた方法を紹介します。
ロードレース中の動画撮影するのに必要なアイテム
動画撮影に必要なアイテムは、ざっと以下の6点の物が必要になります。
- アクションカメラ(GoPro HERO7以上がおすすめ)
- カメラ取付ステー
- 外部電源(撮影時間に合わせt)
- 外部電源取り付けステー
- USBケーブル
- SDカード
まずは、実際にエンデューロレースを撮影・編集した動画が以下となります。
アクションカメラ:GoPro
アクションカメラは数千円から購入できるものもありますが、やはりおすすめはGoProですね。安いアクションカメラも購入しましたが、GoProには遠く及びません。ロードバイクの場合は、振動が多いので、手振れ機能が優れているGoPro Hero8 BlackやGoPro Hero7 Blackがおすすめです。上の動画を見て頂けると分かると思いますが、ブレはほとんどありません。最新は8が新しいですが、その分7は価格が下がっているので狙い目です。
アクションカメラ用マウント
ロードバイクにアクションカメラを付けるためには、必ずマウントが必要になります。前方の映像を撮るには、ハンドルステムの上か、サイコンの下に取付けるのが多くみられるスタイルです。
関連記事➤【ロードバイク】GoProのハンドル周りのおすすめマウント方法!
ハンドル操作も含めた映像を撮るには、ハンドルステムに取付ける方法がおすすめですが、レース中に上半身を伏せた時に邪魔になるのと、空気抵抗が気になります。(実際は微々たるものかもしれませんが・・)
一方でサイコンの下に取付けると、カメラ自体が邪魔にならないのが良いですね。後で紹介しますが、カメラの後ろにUSBバッテリーを取付ければ空気抵抗の面でも有利です。
ハンドルの上と下で比較した動画↓
今回は、サイコンの下に取付ける方法を紹介します。まずは完成図から。
GoPro取り付け
サイコンの下にGoProを取付けています。使用したマウントはRecMountの タイプ19α コンボ マウントです。サイコンの下に取付けるので、ハンドル操作や、上体を伏せた時に邪魔になりません。
外部電源(USBバッテリー)
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GoProを使う上での悩みは、撮影時間です。レース中はカメラの操作は危険なのでスタート前に撮影開始して、基本ゴールまでずっと撮影することになります。
そのため、1時間以上のレースになると、GoPro本体のバッテリーだけでは持ちません。そのため、どうしても外部電源で充電しながらの撮影が必須となります。
関連記事➤【GoPro】ロードバイクにおすすめのSDカード、バッテリーは?
外部バッテリーは取り付けのことを考えて円筒形のUSBバッテリーを使用します。撮影時間の長さに応じて、容量を変更します。お勧めは、『Anker PowerCore 5000』。5000mAhも容量があるので、GoPro本体のバッテリーと合わせて5時間程度撮影が可能になります。
外部電源(USBバッテリー)のマウント
USBバッテリーの取り付けに少し拘りがあるので、ここがポイント。
狙いは、空気抵抗を極力無くすのと、集団が密接しているのでバッテリーがしっかりと固定できること。
使用したのは、レックマウントのType19用の汎用アダプタのL1-Light4。
これをType19に取り付けてバッテリーを取付けます。ポイントは、Type19の両持ちステーの間に汎用ステーを取付けることで、GoProの真後ろにバッテリーを配置します。
そうすることで下の写真の様に正面から見るとバッテリーがGoProの後ろに隠れ、空気抵抗を少なくすることができます。
横から見ると、GoProのすぐ後ろにUSBが位置します。
またバッテリーはベルト式でしっかり固定が可能です。
充電用USBケーブル
後は、GoProとUSBバッテリーをつなぐケーブルです。いろいろ長さを試しましたが、25㎝の長さでL時のケーブルが一番しっくりきます。
使用したケーブルは、Amazonで購入したケーブルです。ケーブルは何でもいいと思いますが、長さがポイントです。
microSDカード
マイクロSDカードは、GoPro推奨のSDカードがおすすめです。中でも信頼性が高いSanDisk製の【Extreme Pro】。128GBなら1080p60モードで7時間41分と長時間の撮影が可能です。
関連記事➤【GoPro】ロードバイクにおすすめのSDカード、バッテリーは?
番外編)後方カメラの場合
後方を撮影する場合は、サドルレールのマウントを取付けてGoProを取付ける方法となりますが、撮影時間が短い問題が残ります。
その場合は、バッテリー内蔵型のフレームを使う方法もあります。
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まとめ
ロードレース中の動画撮影は、迫力ある映像が取れる絶好のチャンスです。単純に見て楽しむのも良いですし、レースの反省し次回への改善点を見出すにも有効だと思います。レース中は、ゆっくりサイコンのデータをいることができないので、どこでどれくらい踏んでいたのか?前に置いて行かれた状況はどうだったのかなど、サイコンのデータだけではわからない点が見えてきます。
そんな撮影のために必要なアイテムを、最後にもう一度まとめておきます。
アクションカメラ(GoPro HERO7以上がおすすめ)
カメラ取付ステー
外部電源(撮影時間に合わせt)
外部電源取り付けステー
USBケーブル
SDカード
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