ロードバイクで走った後に、サイコンのデータから速く走れるようになったとか、パワーが上がったなどの成長が感じられると楽しいものです。完全に自己満足の世界ですが、ロードバイクの楽しみのひとつです。
この楽しさをより倍増させるのが、動画にサイコンデータを表示させることです。車載動画に前から興味があったので、ブレない映像が人気GoPro HERO 7を購入しています。
このGoProで撮った映像に、サイコンのデータをドッキングさせる方法を紹介したいと思います。動画初心者の私でも迷わずにできたので、是非チャレンジしてみてください。
動画とサイコンデータをオーバーレイさせる方法
方法としては、以下の手順で比較的簡単にできるので参考にしてみてください。
- ガーミンのVIRB Editをインストールする。
- GoProで撮影した動画をVIRB Editへインポートする
- 動画の編集(必要な部分を切り取る、くっつけるなど)
- サイコンのデータをインポートする。
- テキスト・音楽も入力する
- エクスポートして完了
①ガーミンのVIRB Editをインストール
ガーミンのHPからVIRB Editをインストールします。このソフトを使って、動画とサイコンのデータをオーバーレイさせることが可能となります。こんな便利なソフトですが、なんと無料で使用可能です!流石ガーミン太っ腹!
ガーミン用に作られているソフトですが、GoProの動画でも利用可能です。GoProにはGPS機能が付いているので、のGPSのデータとサイコンのGPSデータを同期させているようです。
またサイコンもガーミンだけてなく、パイオニアのサイコンでも同期可能でした。おそらく、GPXやFIT形式のファイルを出力できるなら利用が可能なのではないかと思います。
まずは、ガーミンのホームページからソフトをダウンロードします。
↓ ソフトウェアライセンスに関してに『同意して次に進む』をクリック ↓
↓ WINDOWSかMACかを選択してダウンロード ↓
↓ ダウンロードが終わったら、ライセンス条件に同意して、インストール開始 ↓
↓これでインストールは完了です。↓
②GoProで撮影した動画をVIRB Editへインポートする
次にVIRB Editを立ち上げます。
↓ 次に編集する動画をVIRB Editにインポートしていきます。↓
編集したい動画ファイルいるをインポート(ドラッグアンドドロップする)。複数ある場合は複数のファイルをインポートする。GoProの場合は一定の長さになると分割して保存されるので、複数になることが多いです。↓
インポートしたファイルから実際に編集するファイルを下のところへドラッグアンドドロップします。その後に、最適化処理を実施。少し時間がかかります。7分ぐらいの動画でも数分程度。ここは使っているCPUや解像度などにより処理時間が違います。↓
③動画の編集(必要な部分を切り取るなど)
私の場合、GoProを逆さで固定しているため、すべての動画さ上下逆さまになっているので、上下反転する必要があります。
画面左したの拡大/縮小を使い、どのシーンをカットするか確認するのに便利です。
④サイコンのデータをインポートする。
動画を撮った時のサイコンのデータをPCにダウンロードします。
ガーミンの場合は、ガーミンコネクトからアクティビティの画面を開いて、右上の歯車マークからオリジナルをエクスポートを選びます。PCにダウンロードすると、拡張子が*.fitのファイルができます。パワーメータを付けている場合は、この形式でないとパワーの値がうまくインポートできないようです。
パイオニアの場合は、Cyclo-Shereからデータをダウンロードします。こちらは拡張子が*.fitの形式のみなので対象のデータを選ぶだけでOKです。
VIRB EditでG-Metrix⇒データ⇒G-Metrixをインポートを選択し、先ほどダウンロードしたサイコンのデータを選択します。
あとは、好きなゲージを選択して画面に配置していきます。
↓ 最も簡単なのはテンプレートから好みのタイプを選ぶ方法です。↓
↓ ゲージ、データから一つ一つ選ぶことも可能! ↓
お気に入りの配置が決まったら、次も使える様に、テンプレートとして保存しておくことも可能なのです。
これでサイコンのオーバーレイは完了ですが、サイコンのデータを長時間記録している場合は、動画とサイコンのデータが微妙にずれる場合はあります。その場合は、G-Metrix同期を選択し、動画とサイコンの位置データを合わせます。カーブや交差点で合わせると合わせやすいです。
⑤テキスト・音楽も入力する
必要であれば音楽やテキストも入力が可能です。自分だけで分析するならテキストでその時の気付きなど入力すると後から振り返るのにいいですね。
⑥エクスポートして完了
最後にエクスポートして完了です。30秒の動画でも、4分程度時間がかかります。長時間の動画の場合は、かなりの時間がかかると思いますので、気長に待ちましょう!
以上で、作業は完了です。
周回コースの場合
今回説明したような同じところを走らない場合は、G-Metrix同期は比較的簡単です。
が、周回コースの場合は同期がとても難しくなります。特にクリテリウムやエンデューロと言った何周も同じところを回り、かつ長時間となると秒単位で合わせるのは至難の業です。しかもGoProの動画も複数できるのでそれぞれに同期させていくのは気が遠くなります。
その場合は、VIRBでゲージのみの動画を作成し、動画編集ソフトで同期させる方法もあります。
GoProで動画を編集するのに準備しておくもの
GoPro HERO 7で動画を撮影するとかなりの容量が必要になります。
例えば、1080p60fpsモードで1時間撮影すると、16GB程度必要になります。そのため、4時間程度の撮影なら64GBのSDカードが必要になります。
私が使っているPCはHDDの容量は256GBなので、すぐに一杯になります。
そのため、外付けのHDDが必須となります。自分が使用しているのはバッファローの3TBのモデルです。転送速度が速くもたつく感じもなく、お値段も安いので購入しました。アクセスが無いときは停止するのでうるさくないのもいいですね。
また、SDカードもロングライドのイベントを考えると128GBを購入しています。8時間あれば大抵のイベントでも足りるのではないかと思います。GoPro推奨のSDカードがあるのでそれを購入しています。
動画編集には高性能PCがあるとより快適に編集ができます。自作PCで組み立てるとコスパ抜群のPCが出来上がります。
最後に
毎日の練習をすべて記録させるのは面倒なので、例えばストラバの区間のみ動画撮影しておくなどすると良いかと思います。
また、イベントやレースなどでは長時間記録させて自分の走りをしっかり分析するのに使えると思います。
レースによっては、アクションカメラの搭載を禁止しているのもあるので事前に確認が必要です。
- ガーミンのVIRB Editをインストールする。
- GoProで撮影した動画をVIRB Editへインポートする
- 動画の編集(必要な部分を切り取る、くっつけるなど)
- サイコンのデータをインポートする。
- テキスト・音楽も入力する
- エクスポートして完了