ロードバイクの車載映像を取って見たいと前から思っていたのですが、『GoPro HERO 7』は凄いとの話を聞いたので思い切って買って見ました。欲しいと思っていたのは、車載映像にサイコンのデータをドッキングさせると、自分の走りを分析出来ては楽しそうと思ったのと、速くなるためのヒントが得られないかと考えたからです。
まだまだ、使い方はマスターしていませんが、GoPro初心者が買って3日目の時点でのレビューを早速して行きたいと思います。
意外と難しいと思っていましたが、ちょっとした編集なら簡単にできそうな感じを受けました。動画編集もしたことがない素人目線でのレビューですので、その辺を踏まえ記事を見てください。
GoPro初心者がロードバイクで使ってみた感想!【HERO7】
使ってみた感想をまとめると
- 全くブレない綺麗な映像が取れるので、臨場感が凄い!
- サイコンのデータを簡単にドッキングできる。
- サイコンのデータを合わせると冷静に自分の走りを見れる。
- 4K、2.7Kはハイスペックなパソコンでないと再生も厳しい!※だたし1080pで十分綺麗なので、実用上は問題なし!
- 動画編集は楽しそうだが、凝り出すと沼にハマりそう(笑)
- 電池は1時間ちょっとしか持たない!(1440p60fps時)
それでは実際のデータを見ながら説明していきます。
①全くブレない綺麗な映像が取れるので、臨場感が凄い!
しまなみ海道で動画を撮ってきました。当日は天気も良かったので、撮影環境としては好条件だったと思います。
まずは、画質ですが、『GoPro HERO 7』だと4Kや2.7Kなど超高画質で撮影できますが、何となく後の処理が大変そうだと思ったので適当に1440p:60fpsで撮っています。(後で分かりましたが、1080pが一般的だと気づきましたが、、そこは素人なので。)
実際、ここを走っていた時の状況ですが、斜度が10%以上ある結構きつい上り坂です。山頂近くになると、眺望が開けて辛いけど、眺めが良いという飴と鞭な状態な状況です。
で、この動画を自分自身で見た感想は、綺麗なのと臨場感の凄さです!
画像が綺麗なのはもちろん、結構広角で画像が取れるんですよね~( ゚Д゚)!
辛い上りの最中に綺麗な眺望が見えてきて様子もばっちり移っていました。綺麗な瀬戸内海と四国が良く見えている感じはその場で見た風景そのものですね。ほんとここの眺めは最高~です!
で、風景だけなら写真でも見れます。が、動画ならではの臨場感が凄いんです。
何故って、動画からは息づかいもばっちり聞こえるのと、ハンドルがフラフラするぐらいに低速な状態なので、明らかに限界に近い状態なのが良く分かります。
正直この時は、既に足がパンパン(練習不足と太っているせいで)、心拍数も最大心拍の90%近くと非常に苦しい状況です。
そのため、この動画を見ていると、
『めっちゃ辛い~!』でも『あ~でも、眺めがサイコー!!』・・『山頂まだか~』などと思いながら走っていたのですが、
その場で感じていた感情も蘇ってきます。ちょっとこれを見ていたら、その時に感じた苦しかった感覚が蘇り、見ているだけで心拍が上がってしまいました。
その時の状況を2度、楽しめる!ってのはGoProのいいところですね!
どうですか?全くブレないって凄いですよね。カメラ自体はサイコンの下に付けています。そのため、実際の目線よりも低い位置にカメラがあるので路面が近く、よりスピード感がある映像になっています。
実際の路面の状態は多少なりとも凸凹しているのですが、まったくそんな感じを受けません。上の動画の15秒当たりのところは、路面がひび割れているので、ロードバイク自体は揺れているはずなんですが、動画ではまったく分かりません!
ロードバイクの車載映像を見たことはありますが、もっと画像が揺れるイメージだったんですが、これにはちょっと驚きです。
あとはカメラの取り付け位置は低くてスピード感がある分、逆に景色は見えにくいかもしれません。この動画を撮っているポイントでは、右手には瀬戸内海が見えているのですが、少し見えに難いですね。レースなんどは、低いアングルで、ロングライドなどは高いアングルで撮るとより効果的かもしれません。いろいろ試してみたいと思います。
GoProの取り付け方はこちらの記事で紹介しています。
関連動画➤GoPro 7の純正付属品だけでロードバイクに取付けてみた!
関連動画➤『GoPro 7!ロードバイクにレックマウントで取付けてみた
関連動画➤【ロードバイク】GoProのハンドル周りのおすすめマウント方法!
②サイコンのデータを簡単にドッキングできる。
GoProの映像だけ見ているだけでも、走った本人は十分楽しめますが、本来の目的はこの映像とサイコンのデータをドッキングさせて自分の走りを分析したいことにあります。
サイコンのデータと動画をドッキングさせるにはガーミンの『VIRB Edit』と言う無料のソフトで出来ます。詳細は↓の記事で紹介しています。
ガーミンのデータが以下の様に表示されています。
表示はいろいろと用意されている中から選べるようになっています。実際の手順を簡単に説明すると、
①PCにGoProのデータとサイコンのデータを取り込む。
②VIRB Editを立ち上げて、動画を選択し、必要なところを抜き取る。
③サイコンのデータを入れて、好きなゲージを選択する。
④エクスポートして終了
と言うような感じでサクサク作れます。GoProはもちろん、動画編集もしたことが無い初心者だったので、うまく連動できるのか不安でしでしたが、思ったより簡単でした。高い買い物だったので、これが連動ができないと買った目的が達成できないので一安心しました。
③サイコンのデータを合わせると冷静に自分の走りを見れる。
動画にサイコンのデータがドッキングされると、自分の走りを客観的に振り返ることができます。
実際にロードバイクに乗っているときは、すべてのデータを注視することは出来ません。また、サイコンのデータだけでは、どういうシチュエーションだったのか詳しく調べることはできません。
サイコンのデータとGoProのデータを重ね合わせることで、その時のシチュエーションが鮮明にわかり、かつその時の自分の状態もサイコンのデータから読み取ることができます。
今回見ていて気が付いたのは、心拍数が最大心拍の90%以上となってくると、極端に呼吸が浅くなっていることに、気が付いたのは収穫でした。
実際に、限界近いところで走っているときの自分の状態って、分析できていません。というかちゃんと考えたこともあまりなかったかも。
GoProとサイコンのデータを組み合わせて、客観的に自分の走りをみることで、今までの気が付かなかった自分の癖や弱点なでにも気が付けるので、これは想像以上にメリットがありそうです!
もっと限界近いところで走っているときの自分の状態を動画に撮って分析していきたいですね。特に集団走行の時は、ほとんどサイコンが見れていないので自分の分析に威力を発揮しそうです。
サイコンのデータを表示させる方法は『ロードバイクのGoPro動画にサイコンデータを表示させる方法!』で紹介しています。
③4K、2.7Kはハイスペックなパソコンでないと再生も厳しい
『GoPro HERO 7』は4K60fpsの超高画質映像が取れたりや1080p240fpsなどスローモーション撮影も可能となっています。
ただし、試しに、4k60fpsや1080p240fpsで撮影して見ましたが、自分のパソコンではまともに再生すら出来ませんでした。なんか、処理が間に合っていないようで、音は普通に流れますが、映像は止まったり動いたりでまともな再生は残念ながらできませんでした。
ちなみにパソコンは最近奮発して購入した『マイクロソフトのsurface Pro 6』を使用しています。自分の中では結構ハイスペックだと思っていますが、もっとハイスペックなPCが必要な感じがします。この辺はもう少し勉強が必要なようです。
ただし、1080pでも十分に奇麗なので、実用上は全く問題無い様に思います。4Kだとバッテリーの持ちも悪いようなので1080p60fpsがバランスが良い気がします。
・4k60fpsや1080p240fpsの再生・編集にはハイスペックPCが必要・・だと思う。
・surface Pro 6(CPU:i5 メモリ:8GB)では厳しかった。
・1080p60fpsで十分奇麗なので、問題なし!
マイクロソフトのsurface Pro 6のレビュー記事はこちら。
⑤動画編集は楽しそうだが、凝り出すと沼にハマりそう(笑)
動画の編集は、GoProのソフトとガーミンのVIRB Editしか使っていませんが、音楽を入れたり、いろんな動画を組み合わせたり、なかなか面白いと感じました。
作業しているとあっと言う間に時間が過ぎてしまいます。
また、沢山動画を取るとすぐにパソコンの記録容量がいっぱいになるので、追加でHDDが必要かもと思ったり、もっと処理速度が高いハイスペックなパソコンが欲しくなったりと、かなり危険な匂いがします。
基本ロードバイクの練習に活用できるといいなと思いながら、新たな楽しみを見つけてしまった感はあります。
動画編集に時間を取られて、ロードバイクの練習時間が少なくならない様に注意がしなければ(;^_^A
⑥電池は1時間ちょっとしか持たない!
ちょっとマイナス面の感想としてあるのは、電池が持たない!!ちゃんと測っていませんが1時間ちょっとで電池切れしました。
ホームページで調べてみると、最長でも90分の様です。
HERO7 Black
ビデオモード 時間 (分) 4K60 45~50 分 4K30 85~90 分 2.7K60 (4:3) 60~65 分 2.7K120 30~45 分 1440p120 50~55 分 1440p60 70~75 分 1080p240 35~50 分 1080p120 40~55 分 1080p60 85~90 分 960p240 75~80 分 960p120 80~85 分 720p240 85~90 分
出来ればロングライドのイベントやエンデューロレースの動画を撮りたいのですが、予備の電池や他にバッテリーを搭載しないといけないようです。これはちょっと残念なポイントですね。
予備バッテリ―の搭載方法はこちらの記事で紹介しています。
追記:⑦自分のペダリングを分析するのにも最適
車載映像を撮るだけでなく、自分のペダリングの分析用としてもGoProは役に立ちます。ペダリングモニタと同時に使えば、自分のペダリングの癖やウィークポイントが見えてきます。これは意外と重宝しますね。離れていても、ボイスコントールもあるので録画や停止もリモートでできるのもGoProの素晴らしいところですね。
関連記事➤【ロードバイク】ペダリング効率の改善はまず動画撮影し分析しよう!
まとめ
今回はちょっとだけ使用して見た感想を紹介しました。率直な感想としては、面白い!の一言ですね。分析用のデータとしても、かなり有益だと感じています。これで速くなれるといいですが。
今後、ロードバイクに取り付け方法や、分析してみた感想など、紹介して行きたいと思います。
- 全くブレない綺麗な映像が取れるので、臨場感が凄い!
- サイコンのデータを簡単にドッキングできる。
- サイコンのデータを合わせると冷静に自分の走りを見れる。
- 4K、2.7Kはハイスペックなパソコンでないと再生も厳しい!※だたし1080pで十分綺麗なので、実用上は問題なし!
- 動画編集は楽しそうだが、凝り出すと沼にハマりそう(笑)
- 電池は1時間ちょっとしか持たない!(1440p60fps時)
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関連記事➤MUSON Pro2!ロードバイクに使える?GoProと比較も!
ロードバイクにおすすめSDカードどバッテリー
ロードバイクの車載動画を撮る場合は、どのくらいの容量や外付けバッテリーが必要なのか以下の記事でまとめています。
関連記事➤【GoPro】ロードバイクにおすすめのSDカード、バッテリーは?
イベント時間 | 必要SDカード | 必要バッテリー | 固定バンド |
2時間以内
(ヒルクライム ・クリテリウムなど) |
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4時間以内
エンデューロ等 |
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12時間程度
ロングライド |
×2 | ×2 |