パイオニアのペダリングモニターを付けて早3年。なかなかペダリング効率が改善されないヘタレな私です。( ;∀;)
そもそものペダリング効率が悪い上に、左右差が酷い。左が大体48%程度に対して、右足がなんと38%と左右の格差が結構ありました。
何とか改善したいと本気で思う様になり、ペダリングモニタだけではなく、自分のペダリングを観察し、悪い点を探してみました。
この記事では、実際に自分のペダリングを観察した方法と、その結果について紹介しています。
ペダリング効率の改善は自分の分析から!
パイオニアのペダリングモニターは、ペダリング効率を測定できるパワーメータです。ペダリングモニタは、下の図のように、1周12か所で力の大きさと方向を表示してくれます。
このペダリングモニタにより、自分のペダリングモニタをリアルタイムに見ることができるので、数値を見ながらペダリングの改善に役立てることが可能です。
可能なんですが、どう改善していくかは別の話です。
踏むポイントを意識的に変えることで、確かにペダリング効率は一時的には上げることが可能です。でも、何かしっくりこないと言うか身につかないので、意識しないと、ペダリング効率が落ちるといった感じです。
さてどうしたものか?
そもそも自分の何が悪いのか、ペダリングモニタでの実際の数値が以下の様な感じとなっています。
ペダリングモニタ(2時間ライドの平均)
右側は典型的なダメなペダリングとなっています。(左もひどいですが・・)
右側のペダリングは、ピークが4時頃にあり、かつ6時方向ではほぼ真下に力が掛かっています。踏み込むタイミングが完全に遅くなっています。
この癖は自分で分かっているのですが、ペダリングを意識しないとどうしてもこうなってしまいます。
と言うことで、この原因を動画で撮影し、分析していきます!
自分のフォームを動画で撮影し、分析することが大切!分析するには、動画を撮って自分で確認しよう!ってことで早速実施してみました。分析と言っても、大袈裟なものではなく、スマホやアクションカメラなどのスローモーションビデオ撮影できるもので自分を撮影し、客観的に見るだけです。
今回の目的は、右側のペダリング効率を最低でも左側と同じようなペダリング効率まで改善さえること!
そのため、右側と左側からそれぞれ撮影し、比較してどんな差があるのか分析してみました。
やり方は、三本ローラー上でのペダリングの様子をGoProで撮影した上で、それぞれを見比べてみました。
その上で、動画編集ソフト【filmora9(フィモーラ)】を使って左右を並べて比較してみました。
GoProで撮影後にfilmoraで編集した画像
上の画像の右側の図は、左側のペダリングを反転させています。ちょっと分かり難いですが、同じ向きにするとこで比較をしやすくしています。
撮影のて手順は、以下の4つ。
- GoProで1080@240fpsで左右から撮影する
- 動画編集ソフトを使って、左右の動画を並べて表示
- 左側の動画は左右反転させて表示
- 動画編集ソフトでペダリングのタイミングを合わせる
PCはサーフェスプロ6(i5-8250U/8GB)を使用していますが、1080@240fpsだとWindows標準の再生ソフトだとちょっとガクガクな再生となってしまします。でも画像編集ソフトで再生速度を遅くすれば(スロー再生)問題なしです。動画編集ソフトなら、再生時のコマ送りなど細かい操作も簡単なので、編集しなくても使い勝手がいいのですね。(無料ソフトでも同じかも知れませんが)
自分のフォームを分析して見えてきたこと
左右で足首の使い方に大きな差があった!
分析の結果で分かったことは、上の画像の様にペダリング効率が悪い右足は引き足時に踵が高く上がる癖がありました。
その結果、最も力を入れたい3時のタイミングに向けて足首が『カク』っと曲がるので力が逃げてしまい、足首が固定された4時以降のところでペダルに力が掛かっている様に見えます。
確かに左のペダリングは足首の角度の変化が少ないことが分かりました。
この動画を元に、ペダリング時に右足の足首を固定するイメージで足を回す様にしてみると、
なんと、簡単にペダリング効率がアップしました。しかも、今までの様に無理してペダリング効率を上げている感じはなく、スムーズなペダリングが可能となりました。
この3年間成長しなかったのは何だったんだろうかと・・・・( ゚д゚)ポカーン
上:改善前(2時間のライドの平均)、下:改善後(5時間のライドの平均)
パワーが高くなるほどペダリング効率は上がりますが、上の結果を見ると、パワーが低くても改善後の方がペダリング効率が上がっています。右側のペダリングを見ると6時方向の下向きの力が小さくなったことが分かります。少しの意識の違いで7%近くペダリング効率を改善できました。
まだまだ、ペダリング効率は悪いですが、まずは足首を引き足時に上げる癖を修正してから、次のステップへ移行できればと思っています。
まとめ
ペダリングモニターの機能が今までは宝の持ち腐れ状態でしたが、自分のペダリングを客観的にみることで改善の糸口をようやく見つけることができました。
なかなか自分の癖を自分で見つけるには、動画分析が結構効果的というのが分かりました。この手法を生かしてポジションの設定も出来るのではと思います。
最後に今回使った機材など紹介しておきます。
参考記事➤GoPro初心者がロードバイクで使ってみた感想!【HERO7】
rotorのパワーメータでもペダル解析が可能!