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ビッグプーリーの効果は!?驚きの〇w削減効果あり!?

ビッグプーリー

当然ながらロードバイクの動力は人間の脚力となっていますので、少しでもパワーロスは低減したいところです。

駆動ロスを減らすアイテムとして人気なのが、ビッグプーリーがあります。レビューを見ると、ギヤ一枚分軽くなったとの記述を結構目にするので気になるアイテムです。

ただし、人気のビッグプーリーはかなりの高額となっています。そこで、激安の中華製ビッグプーリーを購入してみました。

本当に回転抵抗が減るのか?パワーメータと三本ローラーを用いて調査してみました。結果、驚きの削減効果があることがわかりました。

試したのは、AMAZONで評価が高かったWFLの17Tのビッグプーリーです。

ビッグプーリーの効果が本当にあるのか?

まずは購入したビッグプーリーはこちら↓

 

テンション・ガイドともに17Tの中華製ビッグプーリー(R9000用として購入)

テンションおよびガイドローラー共に17Tと純正の11Tと比べるとかなり大きなプーリーとなっています。

今回はどのくらい効果があるのか紹介しているので取り付けについては、別途紹介します。

と言うことで早速取り付け後の状態↓

左:純正、右:17Tビッグプーリー

パワーロスを単純に比較するために、チェーンの長さなど全く同じ状態で取り付けています。変速などの調整もなしの状態です。(実際に使用する際は、チェーンの長さを長くしています。)

効果の確認方法

ビッグプーリーの効果の確認方法ですが、三本ローラーで時速30㎞/hで走った時のパワーメータの値がどれくらい変化するかで試しています。

純正品のデータは、残念ながら取っていないのですが、11Tと17Tのプーリーの違いでそのくらい差が発生するのか?と言うデータを取得してみました。

比較は3条件(プレートは中華製ビッグプーリーを使用)

調査の方法は、三本ローラの上で時速30㎞/hで走った時のパワーを、上記3条件で比較してみました。空気圧は7barで測定しています。

三本ローラとパワーメータでプーリーを変更し測定

測定結果

測定の結果、テンションおよびガイドローラーを11T→17Tに交換すると10Wの削減となりました。

10W!ホントか!?と思うような結果です。

純正のプーリーは新品ではないので、その影響もあるとは思いますが、明らかに同じ速度でも負荷が少なくなったと感じることができました。

ちなみにテンションプーリーのみでも4Wの削減となりました。恐らくですが、ギヤの選択やチェーンの長さなどいろいろ関係するので、ポン付けで10W削減とはいかないと思いますが、効果は確かにあることは分かります。

実走で効果を感じるか?

交換してから200㎞程度走った感想です。

  • ペダリングが軽くなった!と感じる。
  • 上り坂でもその効果を感じるが、ケイデンスが落ちる場面ではその効果は薄れる。
  • ケイデンスを上げやすくなった。(この効果が一番感じられる。)→結果、速度の乗りもいい。

一方でデメリットとしては、変速性能が若干落ちた。特にギヤをロー側からハイ側への変速。まだ、調整が完全ではないので、もう少し詰める余地はありそうです。

チェーンの長さは変わるのか?

チェーンの長さは恐らく変更が必要と思われます。テンションプーリーからガイドローラーまでのチェーンのコマ数は、標準が11コマ、ビッグプーリーは15コマで4コマ長くなりますその分はチェーンを長くした方が良さそうです。

チェーンですが、いろいろ試した結果、もとの長さと変えない方がシフトが調子よい様に感じました。結局、元の長さで使用しています。

下の写真はリンク部分を起点に、プーリー出口にガムテープを貼って長さを比較した写真です。

まとめ

ビッグプーリーに交換すると、10w削減効果があることが分かりした。これはかなりの武器になると思います。実走でも、ペダリングが軽くなるのを感じることができたので、なかなか使えるアイテムだと実感しました。

ただし、あまり調整の技能がない人にはシフト調整がシビアになる点は安易に使うべきではないかもしれません。自分自身もあまり調整は得意ではないので、ベストな調整にはなっていない感じです。この辺をクリアできればかなり使えるアイテムだと思います。また、取り付け時は、ロックタイトなどゆるみ止めをした方が良いと思います。

もう少し、調整を追い込み結果を紹介していきたいと思います。

2020年9月6日追記

シフトチェンジについてですが、結局B軸のテンションを一番強くすることで(スプリングの穴の位置)、変速の不調はなくなりました。価格も1万円以下で、効果を感じられるビッグプーリーは機材ドーピングとしては、かなりコスパが良いですね。

 

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つくはる
1974年生まれ。40歳間際からロードバイクに目覚めて、メタボ体型を脱却。 最近は、3Dプリンタでオリジナル部品の製作や販売も行っています。