スピードプレイ

ロードバイクのビンデングペダル!スピードプレイを5年間使った感想

ロードバイクのビンディングペダルはシマノを使っている人が圧倒的に多いですが、私はSPDペダルを半年使用した後は、ずっとスピードプレイを使用しています。

理由は、若いころに膝を痛めた経験があるので、膝にやさしくと聞いていたスピードプレイを選択しています。

かれこれ5年ぐらい使用していますので、その使用感を紹介したいと思います。

スピードプレイを5年間使った感想

簡単に5年間使った感想をまとめると以下のような感じです。

スピードプレイを5年間使った感想

  1. 裏表がないので、装着がスムーズ。脱着も簡単!
  2. クリートカバーは付けたままでOKなので、歩きも楽
  3. クリートの破損は1度だけ。耐久性は◎
  4. 足の角度が固定されないため膝にやさしい
  5. 見た目がスマートで気に入っている

詳細を説明していきます。

①裏表がないので、装着がスムーズ。脱着も簡単!

その見た目の通り裏表がスピードプレイにはありません。そのため、ペダルを嵌めるときにペダルの向きを気にする必要はありません。何も考えずに、踏み込むだけでOKです。これは時に疲れているときなどは非常に助かります。ロングライドの後半などは時に余分なアクションが無いのはとっても楽だと思います。

良く言われるのは、新品時は嵌めるのがとっても大変だと言われますが、これは自分も初めは買って失敗だった!?と思いましたが、1週間も乗れば徐々に嵌めやすくなったので、最初のうちの儀式見たいものと思っていただければ。。

馴染んでくると、ワンアクションで嵌められて、外す時もひねるだけなので特に外しにくいと感じたことはありません。脱着が楽なのは気に入っている所の一つです。

②クリートカバーは付けたままでOKなので、歩きも楽!

普段使いだと、コンビニに立ち寄ったり、休憩したりと少なからずビンディングシューズで歩く必要があります。そんなときにスピードプレイはクリートカバーを付けた状態で使用できる点が便利です。以下の画像の様に結構、接地面積も広いので歩くのも苦になることはありません。(さすがにSPDシューズみたいにはいきませんが)

そのため、カバーを持ち歩く必要もないので、荷物が増えないのも良い所ですね。

以前はサードパーティ製のクリートカバーを使用していましたが、2度、気が付かないうちに取れてなくなったことがありますが、上の写真のエアロタイプのカバーを使う様になってから外れたこともありませんし、1年程度使っても上の状態なのでまだまだ使用できそうなので耐久性も悪くありません。

③クリートの破損は1度だけ。耐久性は◎

クリートの値段はシマノノSPD-SLと比べると非常に高額です。AMAZONで比べるとSPD-SLが1600円程度に対し、スピードプレイはカバー込みで7000円程度と4倍も高い!

ただし、クリートが破損(リングの部分が折れた)したのは5年使用して1度だけなので、そこまで頻繁に変える必要はありません。

④足の角度が固定されないため膝にやさしい

スピードプレイにした一番の理由が膝に不安があったからです。がっちり足が固定されないため、膝には優しいとのことなのですが、実際ロードバイクに5年間乗っていて膝が痛くなったのは、1~2度程度。ずっと膝が痛くなることもないため、スピードプレイのお蔭かなのかは分かりませんが、膝を痛めていないのは事実なので、これを選択して良かったと思っています。

⑤見た目がスマートで気に入っている

スピードプレイはペダルが非常にコンパクトです。

シマノのHPを見ると、ペダル軸の中心か8.8㎜あります。

対して、スピードプレイは、ペダルの厚みが16.5㎜なので半径は8.3㎜程度と若干薄くなっています。また、幅もSPD-SLは100㎜近いのに対し、スピードプレイは半分の43㎜程度とコンパクトです。

自分はこのコンパクトな見た目が気にっています。また、コンパクトであるために、コーナー時も路面とのクリアランスが広く、コーナー出口で早めにペダリングできるメリットもあります。ペダルが薄い分、有利となります。エンデューロレースなどサーキットではこの辺はかなりのアドバンテージとなると思っています。

エンデューロレースに関する記事はこちらから⇒『【エンデューロ】サーキットでチーム(ソロ可)で挑む自転車イベント

デメリットは?

デメリットは、SPD-SLより高額な点でしょうか?一番下のグレードでも15000円前後はしますし、チタン製だと4万円オーバー。。

また、主流派ではないので、仲間の自転車にちょっと試乗させてってなっても、ペダルが違うので、試乗ができないなんてのも少し残念点でしょうか。

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スピードプレイはメンテが必要

スピードプレイはたまにグリスを封入してあげる必要があります。特に大変ではないのでそんなに苦にはなりません。

メンテの目安としては、ペダルをクルクルと回してみて、抵抗なく回る様だとグリスが切れているので、新しいグリスをペダル内に入れてあげます。

やり方は簡単で、下の様に先端についているネジを外し、そこからグリースガンでグリスをグイグイと押し込みます。そうすると反対側から汚れたグリスが出てきます。新しいグリスが出てくるまでグリスを押し込めば完了です。あとは余分なグリスをふき取って、ネジを締め付けたら完了。

ポイントは、ネジを取り付けている黒い樹脂部分(ダストキャップ)を抑えながら、グリスを入れることぐらいです。とっても簡単です!

メンテには、専用のグリースガンを推奨されていますが、自分はシマノのグリースガンを使用していますが、特に問題なく使用できています。グリスガンは安いものでも十分だと思います。

グリスは高速回転する部分でもないので、安価なグリスを使っています。

どのモデルがおすすめか?

主要モデルは3種類

主要モデルとしては、ZERO,ZERO AERO、ULTRA LIGHT ACTIONの3種類が通常使いでは選択肢に上がると思います。ULTRA LIGHT ACTIONは、初心者向けですが、フロートの調整がなく、ZERO AEROは空力は良いですが、両面使えるスピードプレイのメリットがなくなるので、おすすめはZEROです。

ULTRA LIGHT ACTINとZEROの違い

ホームページから取説をよく見るとクリートの調整がULTRA LIGHT ACTIONにはありません。下の図の様にZEROだと左右の振り幅をボルトでそれぞれ調整が可能ですが、ULTRA LIGHT ACTIONにはその調整機構が無いので、かなりふり幅がある様です。ZEROでも調整により振り幅を変更できるのでZEROが良いような気がします。

ZEROの種類は素材による軽さがメイン

価格は、素材によって変わりますが、性能はほぼ同じです。チタンシャフトのみバンク角がより深い様です。

■アンベータブルコーナーリングクリアランスペダルが小さい為、路面とのクリアランスが大きいく、コーナー時にバイクを大きく傾けてもペダルがヒットしない。
●ステンレスシャフト – 37度
●チタンシャフト – 39度

価格は、チタンシャフトはかなり高額です。2万円近くでクロモリと比べ50gの軽量化となりますが、クロモリで十分かと。見た目(さびない)を取るならステンレスがおすすめです。私は、クロモリを使っていますが、ステンレスにしておけばと良かったとちょっと後悔しています。今更、10gのために2万円も払えませんし( ;∀;)

価格と重量

  • クロモリシャフトペダル ¥17,800(税抜) 216g
  • ステンレスシャフトペダル ¥22,800(税抜) 206g
  • チタンシャフトペダル ¥41,800(税抜) 164g

※(上記クリートセット含)

クロモリシャフトか中古のスピードプレイを購入してシャフトをチタン化させるという手もあります。

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どこので購入するのが安いのか?

筆者が調べた限りではPBKがかなり安いです。ステンレスシャフトで2万円を切っています(2020/11/2時点)。購入するならPBKがおすすめです。

クリートカバーの脱落対策

スピードプレイはクリートカバーを常時使たままです。クリートカバーの面積が広く歩きやくなっています。そんなクリートカバーですが、たまに落下して紛失してしまうこともあります。意外と高いクリートカバーです。しっかりと落下対策もしておくと良いでしょう。

まとめ

自分自身が5年以上使っているスピードプレイですが、特に大きな不満はなく使用しています。コンパクトなので見た目もいいし、多少なりとも空力も良さそうなので気に入って使用しています。

一度ビンデングペダルを決めると早々別のペダルには変えないと思いますが、SPDペダル卒業したら、ぜひスピードプレイも検討してみてください。

スピードプレイを5年間使った感想
  1. 裏表がないので、装着がスムーズ。脱着も簡単!
  2. クリートカバーは付けたままでOKなので、歩きも楽
  3. クリートの破損は1度だけ。耐久性は◎
  4. 足の角度が固定されないため膝にやさしい
  5. 見た目がスマートで気に入っている
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ABOUT ME
つくはる
1974年生まれ。40歳間際からロードバイクに目覚めて、メタボ体型を脱却。 最近は、3Dプリンタでオリジナル部品の製作や販売も行っています。