最近よく見かけるオーライトのヘッドライトRN400。コンパクトで、明るく、お値段もお手頃なので人気なのも頷けます。
また、アタッチメントも良くできており、GoProマウントに適応しているので、サイコンの下側に取り付けが可能でスッキリとした見た目になるのGoodです。
ただし、この場合に問題が1つ。
それは、ライトを上下逆さまに取り付けると、上側に光が当たり、対抗する車や歩行者にとって眩しいという点。
それを解決するために、防眩シェードを3Dプリンタで作製しました。
実は自分では気が付いていなかったのでが、パーツ作製の依頼がきて、初めて認識した問題です。依頼して頂いた購入者様には感謝です。
この記事では、自作した防眩シェードの紹介とレビュー記事になります。
💥さらに機能UPしたミラー付きのものもあります!
Olight RN400ヘッドライトのレビュー
まずは、オーライトRN400のおすすめポイントから紹介します。
- 主張しすぎないシンプルな外観がロードバイクには合う。
- ガーミン対応マウントのお陰でサイコンしたに取付可能
- 日本製と比較し、コストパフォーマンス高い
形的には、CATEYEのVoltシリーズが個人的には好きですが、その次に形がシンプルなのがいいですね。ごつごつ感がなく、角ばっていないのもおすすめポイントです。
レンズまわりも、ライト本体とレンズ部分をうまく処理しており、一体感があります。
この主張しないシンプルな外観がロードバイクにマッチするので好きなポイントです。
しかし、そんなライトでもハンドルの上に付けると、ごちゃごちゃ感がでて台無しになります。RN400の場合は、多彩なマウントが付属しており、中でもガーミン対応マウントがとても使いやすく、サイコンステーの下側に取り付けるのに最適です。
また、なんといってもコスパが良いこと。CATEYEは確かに良いが、高すぎて中々手が出ないという場合にはRN400は最適な選択となります。
逆に悪い点は?
そんなRN400ですが、以下のデメリットがあります。
- 上下逆で取り付けると、防眩機能が効かない(逆に眩しい)
- 操作感はいまいち
まずは操作感は、ライトONが長押しなので、過ぎにライトONできないは少しやり難い。
またRN400自体、ハンドルなどへの取り付けを想定し設計しているはず。
下の画像の様に、防眩対策としてレンズの下側は三角状のになっており、光が下向きに屈折するような構造となっています。
実際に、レンズの下側以外を覆ってみると上側に光が拡散するのが確認できます。
サイコンステーの下側にスマートに取り付けれるけど、歩行者や対向車にとってはこの光は迷惑です。
と言うことで、この上側の光をカットする防眩シェードを3Dプリンタで作ってみました。
RN400 上下逆さま取り付け時の防眩シェード
設計のポイントは以下の4つ
- 簡単装着ピッタリフィット
- 防眩効果はメッシュ形状で
- 視認性UPのスリットとつばを設置
簡単装着
ライト本体にぴったりフィットさせるために、まずは、3Dスキャナーでライトの形状をスキャンします。
3D-CADに取り込んで、ライトにはめるだけの簡単装着できるように設計してみました。
防眩効果はメッシュ形状で
対策としては、上向の光の原因となっているスイッチ側のレンズの光を抑えること。
単純に塞げばよいのですが、それだと面白くなので、上向きの光だけカットするように設計と言うか、3Dプリンタの特性を活かし対策してみました。
メッシュの部分は、設計図で書はなく、スライサーの設定でインフィルを露出させて作っています。
上向きの光の原因となっているレンズ下側の部分はメッシュ状にして、まっすぐの光のみ通過させています。
これにより、ライトを逆さま取り付けした時の上側の光がカットできました。
外観の工夫
のっぺりとするのを防ぐために、上部につばを付けてみました。
また、横からの視認性を確保するために、斜めのスリットも追加。
レビュー
今回作製した防眩シェードにより、上向きの光は大幅に削減できました。簡単に装着できるのでお手軽な対策としてまずまずな結果となりました。
今のところ外れそうな感じもないので、問題は無さそうです。
追記:RN600/RN1500にも取り付け可能です!
まとめ
コスパが良く、サイコンステーの下に簡単装着可能なRN400は非常に良い買い物でした。また、逆向き装着時の防眩対策もできたので、しばらくは主力として使っていけそうです。