当サイトではロードバイク関連がメインですが、ロードバイクのパーツ代を捻出するための節約記事もたまに書いています。
その中で、アクセスが多い楽天でんきに関する記事で以下の様に書いています。
- オール電化&太陽光発電の場合、深夜電力プランの方が安い
- それ以外の場合は安くなる。特に楽天市場をよく使うならメリットが大きい!
しかし、最近最近、深夜電力値上げのニュースを見かけました。
簡単に言うと、電気給湯器などの普及で深夜帯の電気需要が増え、逆に、太陽光発電の普及により昼間帯の電力需要は減少したので、昼間の電気料金は少し下げて、夜間は値上げするよ!ということらしいです。
そこで、再度最新の情報で検証してみたいと思います。
検証の前提条件
値上げのニュースがあった中国電力の電化Styleコースと楽天でんきを比較していきます。前提としては、我が家の2019年度の電気使用量を元に比較します。時間帯は、正確ではありませんが、深夜はエコキュートで消費電力が高く、日中は太陽光でほぼ賄っているのですくなめです。ただし、日没から21:00までは、結構消費電力が高くなると見て、推測した値です。
ちなみに我が家は。太陽光発電(10KW)とエコキュートで深夜電力を利用し湯を沸かしています。
- 太陽光発電(10KW)、エコキュートあり
- デイタイムの年間消費電力:1599Kw
- ナイトタイムの年間消費電力:5175Kw
- 東京電力エリアで比較
楽天でんきは基本料金が0円
楽天でんきの特徴として、料金体制がシンプルで分り易いことが挙げられます。これは楽天モバイルと同じで、料金を計算するのにとってもシンプルで消費者にとってはありがたいですよね。
一方、中国電力は1650円なので、まず基本料金はでは圧倒的に楽天でんきが有利です。
本命の電気料金の比較
楽天でんきでの電気料金計算(1年間)
計算は単純ですね。6774×26.5=179,511円/年。月平均で14,959円となります。
中国電力 電化Styleコースの場合(1年間)
特徴は、夜間電力で休日は電気料金が14.87円と圧倒的に安いこと。代わりに、日中は、30.62円と倍以上の値段になります。太陽光発電を付けていれば、日中の高い電力時は自家発電で賄い、夜間にエコキュートで湯を沸かすため、電気代は安くなる!
このプランで計算してみると、
基本料金:6KVAとすると1,650円/月×12カ月分=19,800円/年
次に電気料金ですが、時間ごとに異なります。9時〜21時が1kWh30.62円(7月~9月は32.08円)、21時~翌9時までが14.87円で計算しました。ホリデータイムは計算がややっこしいので考慮してません。
項目 | 使用量 | 単価 | 合計 |
9時〜21時 | 1599 | 30.62円 | 48,961円 |
21時~9時 | 5175 | 14.87円 | 76,952円 |
計:125,961円
基本料金と合わせると年間145,761円となります。
電気料金としては、楽天でんきのほうが、33,750円高くなってしまいます。中国電力の場合、ホリデータイムを考慮するともっと安くなるので、やぱり太陽光+エコキュートの場合は、楽天でんきは不利ですね。
最後に
深夜電気料金の値上げのニュースはありましたが、太陽光+オール電化の場合はまだまだ既存の電力会社の方が安くなるようです。
楽天でんきにすると楽天市場での買い物時にSPU(楽天ポイント)が+1倍になるメリットはありますが、3万円近くのメリットを出すには、年間300万円近い買い物が必要になるのでちょっと現実的では無さそうです。