ロードバイクのチェーンオイルっていろいろ種類がありますよね。高いものから、安いものまで様々です。チェーンをきちんとメンテナンスすると確かに軽くなる気がします。チェーンオイルが負荷低減にどこまで効果があるのでしょうか?
そんな疑問を自分で検証してみました。
方法としては、チェーンを洗浄後にチェーンオイルを給油しない状態と、チェーンオイルを給油した後で、どれくらい負荷が変わるのかパワーメータと三本ローラを使って検証してみました。
チェーンオイルの有無で負荷の違いを検証!
チェーンをチェーンクリーナで掃除し古いオイルと表面についた砂や砂利を落とした状態と、その後チェーンオイルを塗布した後でどのくらい負荷が減るのか試してみました。
結果は?
ローラ台で30㎞/hキープ時のパワーは?
- チェーン洗浄後:197W
- チェーンオイル塗布後:189W
8Wの負荷低減効果あり!
やはり、チェーンオイルの効果はありますね。8Wって結構大きいのですよね?
それでは検証の詳細を説明していきます。
①チェーンの洗浄
チェーンの洗浄には、いつも愛用しているAZのチェーンクリーナを使用しました。安くて量もあるので、時間が無いときはこれでチェーンを清掃しています。
チェーンクリーナーを使用して、チェーンに吹きかけてウエスで拭き取ります。安いので大量に吹きかけて表面についた砂や砂利も同時に吹き飛ばす感じで掃除します。この時に、チェーンに残っているチェーンオイルとクリーナーの液で多が汚れるので、ウエスを持っている方の手にはゴム手袋など装着して掃除をします。
②チェーンを乾燥後に負荷計測
チェーンをウエスで乾拭きし、乾いたところで負荷の計測です。
検証には、三本ローラとパイオニアのパワーメータを使用して検証します。
検証手順
①ローラ台で時速30㎞/hに近くなったところでLAPスタート
②ローラー台で30~60秒程度、平均時速が30km/hになるように漕ぐ!
③平均時速が約30㎞/hとなった時の平均パワーの値を比較する。
パワーメータについての記事はこちら⇒【実録】パイオニア パワーメータ!フォームの改善で速くなった話!
③チェーンにチェーンオイルを塗布後再度計測
今回は、AZのドライタイプのチェーンオイルを使用しました。冬の間は室内でのローラー練習が多くなります。そのため、液体のチェーンオイルだと飛び散るのが嫌で、このドライタイプのチェーンオイルを使います。
チェーンオイルは、一コマ一コマに一滴づつ給油していきます。チェーンを回して馴染ませたら少し放置してから、パワーメータで負荷を計測しました。
④測定結果
測定の結果はすでに書いていますが、検証時の画像がこちら↓
結果をご覧の様に8Wの差が出ました。
やはり、チェーンオイルの効果は当たり前ですがありますね。当然摩擦音というか音も静かになるので、スムーズに回っている感じはします。
普段のメンテのポイント
普段のメンテですが、自分の場合は、200~300㎞走るたびに、チェーンクリーナを使って掃除をするか、もしくは、チェーン洗浄器を使用して掃除をします。
チェーンは特にウエットのオイルを使う場合は、オイルが砂や砂利を吸い付けるので、細目に掃除しないと高価なスプロケットやチェーンリングが摩耗してしまうので要注意です。
最近では、カリスマ自転車屋さんが書いている『アラフォーからのロードバイク 初心者以上マニア未満の<マル秘>自転車講座 』を参考に走った後はチェーンを乾拭きするを参考にメンテをしています。
簡単で時間もかからないので、走った後はさっと一拭きしています。チェーンオイルが必要なのは、チェーン内部のピンあので表面のオイルやチェーンについた異物をふき取る感じです。
その他いろいろためになることが多いで、勉強になります。↓
まとめ
非力なエンジンなので、できるだけロスなくパワーを使うためにはやはりチェーンのメンテは欠かせませんね。
今回はドライタイプで試しましたが、今度はWETタイプのものなど掃除するたびに検証してみたいと思います。
ローラ台で30㎞/hキープ時のパワーは?
- チェーン洗浄後:197W
- チェーンオイル塗布後:189W
8Wの負荷低減効果あり!