ロードバイクに乗っている時、呼吸は『鼻呼吸』ですか?それとも『口呼吸』ですか?
私自身は呼吸について深く考えたことはなく、とにかく一杯空気を吸い込んで、多くの酸素を取り込みことが大切だと思っていました。が・・・
その認識はどうやら大きな間違い( ゚Д゚)の様です。
『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』によれば口呼吸ではなく鼻呼吸が人間本来の呼吸法で、運動能力を高められるそうです!
この本を読んでみた感想と、自分のレベルを測定してみました。
トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法の概要
最初に自分の感想を簡単にまとめると以下の点が印象的でした。
- 空気を一杯吸っても、筋肉には酸素が供給されない!?マジですか!
- 体内酸素レベルテストで現状を把握できる!成長が見られるので楽しそう!
- 鼻呼吸するだけで高地トレーニングの効果が得られる!なんか速くなりそう!
- 具体的なトレーニングの記載あり!日常生活中にもトレーニングが可能!
本に書いてあったテストをすると下から2番目のレベル。成長の余地ありと言うことでトレーニングをしばらく試してみます!
本の内容について① 呼吸法について
今までに考えたことも無かった内容に、正直驚きながら読みました。
呼吸についての知識としては、沢山の空気を吸うために深く息をするとか、沢山息を吐き出すのが重要とか、リズムが大切など聞いたことがあります。その程度の知識しかないうえに、ロードバイクで走っているときに呼吸を意識することはほとんどありませんでした。
興味深いのは、一般的に血中の酸素濃度は十分に高い状態にあり、その状態で呼吸を更に増やしても逆効果と言う点。つまり、いままでの沢山空気を吸えば良いという認識とは真逆!
ボーア効果と言うらしいのですが、これによると
体内に酸素を供給するには適量の二酸化炭素が必要!
この二酸化炭素が沢山呼吸をする、つまり、過呼吸(口呼吸)をすると、必要な二酸化炭素が排出されてしまうらしいのです。
その結果、運動能力が低下するらしいのです!!
つまり、今まで自分が認識していた、苦しい時こそ呼吸量を増やし、息をしていたのは逆効果!!ってこと。
この本では、口呼吸ではなく鼻呼吸をすることで呼吸を減らし、運動パフォーマンスが向上するそうです。
自分の呼吸法はどうか?
実際にロードバイクに乗っているときの自分の呼吸法ですが、アップ段階で既に口呼吸となっていました。そのため、ずっと過呼吸状態で走っていることになります。つまり、この本で書いてあるダメなお手本のような呼吸法ですね。(´;ω;`)
意識して鼻呼吸にしてみると、結構辛い。試しに、階段を上がる時に鼻呼吸のみにしてみるとなんとかなり息苦しい感じがしました。どうやら、自分の呼吸法はかなり悪いということが判明しました。
本の内容について② 体内酸素レベルテスト(BOLT)
この本の中では、自分の現状レベルをストップウォッチのみで簡単に計測できる方法が紹介されています。その方法は、
体内酸素レベルテストには『10秒以下』、『10~20秒』、『20~30秒』、『30秒以上』と4段階に分けられており、当然30秒以上を目指したいところ。
早速自分の状態を測っていみると、10~20秒のレベル。予想はしていましたが、ロードバイクで結構鍛えているつもりだったのでちょっと残念な結果です。
でも安心して下さい!それぞれのレベルに応じたエクササイズが書いてあり、トレーニングすれば、このBOLT値が向上し、運動能力もアップするようです。
その中の一つに、寝ているときも鼻呼吸をするために、口にテープを貼ることを推奨しています。CMしているナイトミンは運動能力を向上させる効果もあってことですかね。
本の中では、3Mのテープを推奨しています。これは早速試してみたいと思います。試した結果など、記事にしたいと思います。
本の内容について③ エクササイズ効果を数値化するには
自分の成長を数値化して確認したいと思ってしまうのはサイクリストの性なのでしょうか?この本の中には、その方法についてもこの本には記載がありました。
パルスオキシメーターという血中酸素飽和度が測れる計測器を使うと、トレーニングの効果を数値化できるようです。
具体的には、息止めのトレーニング時の血中酸素飽和度が下がる様になるとトレーニングの効果が表れている証拠だそうな。また、やりすぎも防止する機能もあるので面白そうですね。
AMAZONで5000円程度で購入でき、指に付けて簡単に測ることができる様です。これなら、ローラー台で計測しながらトレーニングするといった使い方もできそうですね。
もう一つがVO2MAX。ガーミンを使っている人ならお馴染みですかね。パワーメータを付けてからは、心拍計を付けてないのでこれからは面倒でも心拍計を付けて、呼吸法改善トレーニングの効果を見ていきたいと思います。ガーミン520Jではパワーメータと心拍計があればVO2MAXが測定できます。
まとめ
いままで考えもしなかった呼吸法について、この本を読んで勉強になりました。
現時点での自分の呼吸法がダメダメだったので、伸びしろがあると思うと期待が持てます。ロードバイクで速く走るためには、機材を変える方法もありますが、基本はエンジンである人間を鍛えるのが王道です。呼吸法を変えるだけで速くなるなら、ぜひ試してみたいと思います。定期的にVo2MAXやパルスオキシメーターを使ったデータを記事にしてみたいと思います。
- 空気を一杯吸っても、筋肉には酸素が供給されない!?マジですか!
- 体内酸素レベルテストで現状を把握できる!成長が見られるので楽しそう!
- 鼻呼吸するだけで高地トレーニングの効果が得られる!なんか速くなりそう!
- 具体的なトレーニングの記載あり!日常生活中にもトレーニングが可能!
本に書いてあったテストをすると下から2番目のレベル。成長の余地ありと言うことでトレーニングをしばらく試してみます!
その他ロードバイクのトレーニング本
自己流のトレーニングを一生懸命取り組んでも、そもそも方法が間違っていたら勿体ないですよね。今回の呼吸法もその一例だと改めて思い知らされました。
トレーニングの休息日には、知識を得るトレーニングもたまには必要ですね。
自分が読んでためになったと思う本をいくつか紹介しておきます。
↓ ペダリングは骨で押す!!が自分にはイメージし易い解説でした ↓
↓ NHKチャリダーでもお馴染みの竹谷さんの本。初歩的なことから実践的なことまで幅広く解説してあります。 ↓