今回は、製作依頼があり、FlareRTをボントレガーのアイオロスサドルに取り付けるホルダーを作ってみました。
ボントレガーのテールライト:Flare RTはサイコンからリモート操作でき、かつ、12時間のランタイムがある高機能なライトです。
見た目もキュービック形状でなかなかカッコいいライトです。しかし、シートポストへのゴムバンドの取り付けは見た目は良くないですよね。
純正でサドルに取り付けるステーもありますが、サドルの後端から飛び出ているのが、ちょっと残念なポイントです。
この記事では、3D-CADと3Dプリンタを使って、専用のホルダを作ってみたので、その紹介に記事となります。
Flare RTってどんなライト?
お値段も結構高いですが、かなりの高性能なテールライト。主な特徴は、以下の通り。
- ANT+, Bluetoothでガーミンと接続可能
- 周囲の環境に合わせ自動調整
- 残り5%から30分点灯可能
なんといっても、ガーミンのサイコンと接続できて、自動ON、自動OFFなんてこともできるそうなんです。ガーミン520と接続してみましたが、電池残量が表示されるのはかなり便利ですよね。
また残り電池残量が5%になっても30分は点灯可能ということなので、これまたありがたい機能。
四角ボディに、ライト部分が円形状になってなかなかカッコいい感じですし、高級感がありますね。
Flare RTをサドルに直接取り付けるホルダ
FlareRTをサドルに取り付けるためには、サドル側にボルト穴が必要です。今回、製作したのは、ボントレガーのサドル:AEOLUS(アイオロス)の専用設計となります。
上の画像の様に、ボントレガーのサドルの後端には、ボルト穴が2か所設置してあります。
このボルト穴を利用して、ホルダを取り付けます。
まずは完成図から
ちょうどサドルの後端にライトの面が一致するように設計しています。
サドルレールと一直線になる感じです。
斜め後ろから見るとこんな感じ↓
真後ろから見たところ。
ライトのスイッチは上側に来るように設計しています。ちょうど、指が入る隙間を設けています。
ライトはクリアランスを狭くしてホールドさせています。万が一ライトが外れた場合のライト落下防止するために、TPUというゴム素材のストッパを付けています。
ライト自体が高額なので、ライド中気が付いたら紛失してたなんて洒落にならないので。
サドルの上から見ると、ホルダの一部が見えますが、そこまで気にならないと思います。
重量はボルトも含めて15gほど。
サドルバックの装着を意識した別バージョン
別バージョンとして、サドルバックを付けれるように、サドルに近づけたホルダも作ってみました。
サドルからははみ出ますが、ライトをぎりぎりまでサドルに近づけています。
3Dプリンタについて
使用した3Dプリンタは、Creality Ender 3 S1 Proと言うモデルです。かなり、売れている機種だけあって、簡単に組み立てられてなかなか優れものです。
材料は、PLAという植物由来のプラスチックとなります。積層方向の強度は弱いですが、ライトぐらいの重さなら強度的にも問題なさそうです。
最後に
今回は、カスタム依頼を受けて製作してみた案件です。ライトの位置や、仕様など依頼者さんとやり取りとりさせてい頂いて、中々良いものが作れたと思っています。
このブログをお読みの方でもし何か作ってほしいものがあればTwitterで依頼頂ければと思います。
今回紹介したホルダは、フリマサイトやヤフーショッピングでも販売していますで、ご興味があれば覗いてみてください。