最近よく見かけるオーライトのヘッドライトRNシリーズ。コンパクトで、明るく、お値段もお手頃なので人気なのも頷けます。
また、アタッチメントも良くできており、GoProマウントに適応しているので、サイコンの下側に取り付けが可能でスッキリとした見た目になるのGoodです。
ただし、この場合に問題が1つ。
それは、ライトを上下逆さまに取り付けると、上側に光が当たり、対抗する車や歩行者にとって眩しいという点。
それを解決するために、防眩シェードを3Dプリンタで作製しました。
以前、同様の部品を作りましたが、上側の光をカットするだけでなく、反射させて足元を明るするために、ミラーを追加してみました。
RN400、RN600、RN1500に対応しています。ただし、上下逆向きに取り付ける場合の専用設計となっています。
この記事では、自作した防眩シェードの紹介とレビュー記事になります。
そもそも上下反対に取り付けると?
前回の記事で詳しく紹介しているので、簡単に説明すると、オーライトRNシリーズは、レンズに防眩対策が施されています。
が、これを上下逆さまに取り付けると反対に上向きの光となり、対向車にとってかなり眩しいことになってしまいます。なので、防眩シェードが必要性がある訳です。
RNのヘッドライトを使用している人は、サイコンの下に取り付けて使用する人をよく見かけるので、一度ヘッドライトをONさせた状態で、前から見てみると眩しいのが分かると思います。
RN用防眩シェードミラー付き
防眩シェードの狙いは以下の3点。
- 対向車にとって眩しい光をカット
- カットした光を足元に反射
- 横からの視認性も確保
まず一つ目の眩しい光のカットは、物理的に光を遮断するためのシェードを設けています。
効果は下の写真の通り。
ほぼ同じ位置にライトをおいて、防眩シェードあり、なしを比較すると上向きの光がカットされているのが分かると思います。
2点目の光を反射させて、足元がどれほど明るく出来るのか?は以下の通り。
ちょっとGoProが邪魔で見えにくくなってますが、足元が明るくなっているのは一目瞭然です。
一方で、照射距離が短くなっている感じもありません。
逆に足元が明るくなったので、夜でも安心に走れますね。防眩シェードなしで足元を照らすと、遠くが見えなくなるので。
速度域が遅くなった時など特に、その恩恵を感じます。
最後に横からの視認性について。
RNシリーズはレンズが横から見えるので、横からの視認性も抜群です。今回作ったシェードではライトに被せる形なので、このメリットは犠牲になってしまいます。
そこで少しでも視認性をよくするためにスリットを設けています。
防眩シェードの取り付け方
取り付けはとっても簡単で、ライトに被せるだけです。
工具もいりません。
ミラーの取り付けも、シェードに溝を作っているのでそこに差し込むだけの簡単設計です。
ライトの形が上下非対称のため、差し込む向きには注意が必要です。
取り付け可能な対象
RN400/RN600/RN1500に取付可能です。いずれのライトでも、上下逆さま取り付けだと上向きの光が眩しいので、どれでも効果をありそうです。
防眩シェードについて
防眩シェードは3Dプリンタで作製しています。
今回のシェードは以下のような流れで作製しています。
- 3Dスキャナーでライトをスキャン
- 3D-CADに3Dデータをを取り込み、設計
- 3Dモデルをスライサーソフトで出力準備
- 3Dプリンタで印刷
詳しくは、また別の記事を書こうと思いますが、②~③を繰り返して、満足のいくものを作りあげていく感じです。
修正などが素早く対応できるのは3Dプリンタの魅力ですね。
今回作った防眩シェードは、PLAという植物由来の材料で作っています。
重量は6gほど。
最後に
今回作製した防眩シェードは、フリマサイトやyahooショッピングなどで販売しています。
ご興味があれば是非覗いてみてください。
また、何か変更したいとか、まったく別のものを作ってほしいなどのカスタム依頼も受け付けております。ツイッターでDM頂けると嬉しいです。