最近、上り坂でギコギコと異音がするようになりました。以前にも同じ症状が発した時は、プーリーのグリス切れで音が鳴っていたようです。(この時は、ショップで定期メンテでいろいろメンテして頂いたので真の原因は不明)
普段のメンテナンスはチャーンの掃除と洗車&給油はするのですが、プーリーはバラスのが面倒なので、組付けたままスプレー式の潤滑油を吹き掛ける程度しか行っていません。
今回はちゃんとばらして、プーリーにグリスアップしてみました。
巷では、オイルかグリスか意見が分かれている様ですが、今回はグリスを塗布しています。また、ひょっとしたらグリスアップで抵抗が減るのかも同時に検証してみました。
プーリーのグリスアップで負荷が低減できるか?
まず結論から言うと・・・・
・・・・
グリスアップしても負荷の低減効果はない
・・・・(;^_^A
と言う結果となりました。
これでは記事が書けないので、一様やったことと、負荷の低減の検証内容を以下に紹介していきます。
2019/01/28追記:グリスアップすることで上り坂でギコギコと異音がしていたのは直りました!低速時も気持ちスムーズに進むようになったので一定の効果はあったように感じます。
グリスアップ前の負荷測定
グリスアップ前の状態は、タイヤの空気圧で負荷が変わるか検証した時に取ったデータを使用します。(この検証を実施する前日に測定)
測定方法は、三本ローラー上で時速30㎞/hまで漕いだ時のパワーメータの値で比較します。LAP機能を使用し、大体30秒前後漕いでLAP平均時速が30㎞/h時のLAP平均パワーの値を比較しました。
まずは、グリスアップ前の結果です。
グリスアップ前は、177wと言う結果となりました。
ちなみに空気圧は前後7barで測定しています。
プーリーへのグリスアップ
では、早速プーリーを外してグリスアップをしていきます。一様、シマノのHPでメンテナンス情報を確認すると、以下の様に記載されていました。
https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-RD0003-09-JPN.pdf
オイルの方が抵抗が少ない気もしますが、今回はグリスで行きます。
まずは取り外す前の状態ですが、少し汚れています。早速取り外して行きます。
↓ ガイドローラを取り外した状態です。↓
若干オイル分のような濡れた感じがありましたが、溝部分にはグリス分はほぼない状態です。
では洗浄していきます。
いつもAZのパーツクリーナを使用しています。安くて洗浄力もありゴムやプラスチックにも使用可!
洗浄後は、グリスを塗っていきます。特にベアリングの中に入る様に、カラーを少しずらして隙間を開けて、グリスを隙間に押し込んでいきます。
↓ 入れる前は、グリス分はほとんどありません。
こんな時はグリスガンがあると便利です。
グリスを溝にもたっぷりと塗布してグリースキャップを取り付けます。
後は、元の様に組み付けて完了です。ポイントはネジには、ゆるみ防止のネジロックを塗布して、トルクレンチで規定のトルクで締めていきます。
トルクはトルクレンチで締めますが、デジラチェが便利です。こちらの記事で紹介しています。『ロードバイクはトルクレンチが必須!精度・信頼性はデジタル式が◎!』
グリスアップ後の負荷計測
どきどきワクワクしながら、グリスアップの負荷を3本ローラー上で測っていきます。
結果は・・・・・
上で書いたように全く変化なし!!
残念・・
グリスが馴染むまで少し時間がかかるのか?そもそもグリスが抵抗になるのかちょっとわかりませんが、面白くない結果となりました。
グリスアップした時に、プーリーを回した感じではひょっとしたらちょっと重くなった??なんて思っていたので予想はしていましたが、負荷が減ることはありませんでした。
異音がなくなったか?
ローラー上では特に異音はありませんでしたが、いつも異音がなるのは上り坂なので、ローラーでは異音が治ったか判断できませんでした。
今度実走し確認後に情報を追記します。
2019/01/28追記:グリスアップすることで上り坂でギコギコと異音がしていたのは直りました!低速時も気持ちスムーズに進むようになったので一定の効果はあったように感じます。
まとめ
今回の検証では、グリスアップでは負荷は変化しないことが分かりました。今後、オイルだとどうなるのか?を試してみたいと思います。本当はビッグプーリーが欲しいのですが、ちょと高過ぎて手がでません。。
2020年4月にビッグプーリー購入しました。激安中華品ですが、効果ありすぎ!!これならメンテよりも交換したほうがいいかなぁ。
交換が面倒な人はプーリー毎交換もありだと思います。